モジュラー型へ変化

今日は統合型(擦り合わせ型)製品と組合型(モジュラー型)製品の違いについて書きたいと思います。 統合型(擦り合わせ型)は、最終製品のモデル毎にそれに合わせて、部品間の擦り合わせをしながら部品の最適設計を行い、最終製品を組み上げるタイプです。 事例…

イノベーションを起こす必要がある

以前、日経産業新聞にオーストリアの経済学者シュンペーターのイノベーションの 5種類の内容が解説されていました。 彼はイノベーションという言葉を定義した学者で5つのパターンを唱えています ① 新製品・新技術によるプロダクトイノベーション ② 新製法…

演繹法と帰納法の分かりやすい説明

皆さん、帰納法と演繹法をご存知ですか。 演繹法は一般的原理から論理的推論により結論として個々の事象を導く方法です。 代表的な手法に、大前提・小前提・結論による三段論法があります。 (例) 大前提(一般的原理)「人間は死ぬ」 小前提(事実など)「Aは人…

皆さんの組織はどのような組織?

今日は組織の考え方について書きます。 一般的な会社の組織は社長、部長、課長、一般社員というような階層別のヒエラルキー組織になっていると思います。 この組織では仕事の指示が社長から部長、課長、一般社員の縦系列に流れ、仕事が進みます。統制がとれ…

顧客のニーズを掴みマーケティングの成功を図る

今日はマーケティング活動で重要な顧客のニーズを掴む「エスノグラフィ手法」について説明したいと思います。 エスノグラフィとはもともと欧米の文化人類学の分野で生まれたフィールドワーク手法です。語源はエスノが「民族」で、グラフィ「記録」です。 密…

人財になるために

以前、じんざいについて、ブログを書きましたが、再度投稿したいと思います。 通常使うじんざいの漢字は「人材」ですが、本当は4つの「じんざい」の漢字がある事をみなさんご存知ですか。 「人財」「人材」「人在」「人罪」の4つです。 1.「人財」とは会…

ムダな在庫とは

在庫について本日は書きたいと思います。 メーカであれば、大抵、在庫の問題が発生しています。 製品の在庫を持つ目的、理由は色々言われますが、基本的には1つしかないと思っています。製品を購入する際に「顧客が待てるリードタイム」と「製品を造るリー…

商品企画とは

今日は商品企画について、説明したいと思います。 商品企画は (1) 顧客に受け入れられる (2) 競合に勝つ (3) 利益を確保できる の3つの要素が必要です コンサルティングをしている現場では、競合企業との競争ばかりに視点がいき、顧客を忘れた商品企画を立…

コンサルティングノウハウ

今日は息抜きのブログを書きます。 5年前ほどから2ヶ月に1回、歯のクリーニングをしています。今日もその日だったのですが、今日の歯科衛生士さんの対応に非常に感激しました。 何に感激したかというと、まず誉められた事です。前回の私の歯の磨き方が悪…

マンネリからの脱却

今日は組織改革ついてお話したいと思います。 以前、ブログに書きましたが、経営マネジメントとは①戦略の改革 ②組織構造・仕組改革 ③人事・教育改革 ④組織風土改革です。 この中で、企業は定期的に市場環境の変化への適応と組織のマンネリを防ぐ為に、組織構…

在庫に対する意識

今日は在庫について、書きたいと思います。 皆さんの会社で在庫はどんな意識で捉えられているでしょうか。 トヨタでは在庫がある事は悪と考えよと教育されます。 在庫は現場で製造されたものが会社にストックされていて、お金、キャッシュに変わっていません…

組織風土改革に必要なポイント

組織風土について、最近、コンサルティングの現場でよく話がでます。経営課題は環境変化に応じて変化しますが、会社組織の皆さんが能動的にやりがいをもつて、ベクトルをあわせて、働く為にはどうしたら良いのかという組織風土の課題は定常的におきます。 今…

海外進出のステップ注意点

今日は海外進出のステップと注意点について、説明したいと思います。 現在、国内がデフレ経済で需要が減少している中で、海外に進出する企業が増加しています。取引先の要請、国内の売上補完、コストダウン、市場拡大、人材活用等色々の海外進出する狙い、背…

超一流が大切にしていること

今日は一流とは何かを考えてみたいと思います。 先日、羽生善冶 名人のある名言を知りました。 「三流は人の話を聞かない。二流は人の話を聞く。一流は人の話を聴いて実行する。超一流は人の話を聞いて工夫する。」 私も経営コンサルタント業を22年経験し…

本物の経営者の条件

仕事柄、色々な経営者とお会いし、お話しする機会が多いですが、優秀な経営者としての必要な要素は何かと考えさせられる場面が多々あります。上から目線のプライドが高い経営者、経営手法ばかりを語る経営者、経営数字のみに固執する経営者、夢物語ばかりで…

日本のモノ造りについて

先日、製造業が元気になるモノ造りというセミナーで講演をしました。今日はその講演の要点を説明します。 セミナープログラムは下記①〜⑤の項目です。 ①1980年から現在までの経営環境の変化と企業の戦略の変遷について ②現在の自動車、家電メーカーの業績…

文字で伝える

今日は文書化の必要性についてブログを書きます コンサルティングをしている現場で口頭伝承の文化をよく、感じるときがあります。会議の議事録をかかない、上司に口頭の報告で済ます。文章にする事が面倒なのか、なかなか文字にして表現しない場面を多々見ま…

経営を支援するツールとして

過去に、低コスト経営時代に勝ち残る「業務改善とIT活用によるコスト削減の具体策」というテーマで、情報システム会社が主催するセミナーが行われ、私が基調講演を行いました。 基調講演は「低コスト経営時代に求められる経営革新のあり方」と題して、経営…

経営で優位にすべきなのは

過去にアメリカで、トヨタのリコール問題が大きく取り上げられましたが、この問題で日本経済新聞に「トヨタリコール問題を聞く」と題して、米ペンシルベニア大ウォートン校准教授のラリー・ハービニアック氏と、米ミシガン大教授のジェフリー・ライカー氏の…

経営の仕方を変えるべきである

先日、リバース開発について、投稿をしましたが、今日は第二段でサムソン電子の経営の特徴を説明したいと思います。 ①トップダウン型の意思決定による俊敏な経営 携帯電話のように製品のモデル変更のサイクルが早くなり、強力なリーダーシップによるすばやい意思…

リバース開発という手法

先日、クライアント先の事業企画責任者が集まって、日本の家電メーカの敗北とサムソン電子の成功要因を議論します。 私はこの議論の中で、サムソン電子が活用しているリバース開発の説明をする予定になっています。 1993年の私がコンサルタントになって…

様々な経営戦略

本日は、競争優位戦略について説明をしたいと思います。一般的に、ハーバードビジネススクール教授であったマイケルポーター氏が出版した競争優位戦略が有名ですが、戦略論は「競争に勝ち利益を得る」戦略として事業の戦略ポジションを重要にするポーターの…

海外展開の考え方

以前、日本経済新聞の経営の視点に「6重苦解消、官頼みに限界」の記事が記載されていました。6重苦とは①円高 ②高い法人税 ③厳しい労働規制 ④温暖化ガス排出抑制 ⑤外国との経済連携の遅れ ⑥電力不足で、日本の企業はこの6つのハンディを克服しながら経営活…

部門間の壁をなくす

以前、クライアント先の仕事で売上対策の議論をしました。リーマンショック以降、日本の製造業は売上ダウンが発生し、工場の操業停止に追い込まれている企業も珍しくありません。このクライアント先も売上が前年比、半減し、社長は売上確保に躍起になってい…

人材をうまく活用しよう

ある企業の事業再生をお手伝いしたときの事ですが、この会社はトップダウンが弱く、経営戦略、経営管理が不十分な状態で経営が推進され、結果として売上ダウン、変動費アップ等の問題により赤字が続いていました。これを打開すべく事業の再生戦略の立案が必…

従業員満足度が高い会社にするために

あるセミナーでES(従業員満足度)調査によって満足度をはかり、組織活性化を実現する内容の講演を聞きました。従業員満足度を①会社との関係 ②上司との関係 ③仕事の内容 ④職場環境 ⑤制度の観点で測定し、組織活性化に結びつける内容です。最近、企業内で顧…

どんな「想い」を持っていますか

クライアント先で経営トップと一緒に経営戦略を議論、立案する場面がたびたびありますが、戦略は経営者の「想い」がないと立案できないと常々考えています。経営者の「想い」とはどんな事業をしたいか、顧客に何を提供したいか、世の中の為に何をしたいのか…

営業の改革活動

最近のコンサル業務で営業改革にかかわるテーマが増えています。現在の経済環境の中で売上高が低迷し、収益に大きな影響を与えているクライアント先が増加しており、これを対策すべく営業の改革活動が必要になってきていると思います。営業とは言葉通り、業…

7つのイノベーション促進方法

企業文化について今日は説明をしたいと思います。イノベーションを育む企業文化のコンセプトは「社員に自由な環境で自分がしたいと思う事ができる環境がある」と思わせる事のようです。その為に①ビジョンを周知する・もっとも革新的な企業となり、顧客に優先…

会社にとっての無駄とは

今日は無駄について投稿します。先日、「無駄とゆとりを科学する」というテーマで東大教授の西成活裕教授の話を聞く機会がありました。この先生はもともとは、交通の渋滞学を研究されていたらしく、渋滞の無駄を研究する内、無駄の定義、無駄取りの研究に広…